のべいし【延石】

表やトオリニワの壁や柱の下に据えられる、2方、ないしは3方を化粧で加工した御影石の細長い切石。(写真1)
大店では贅沢なビシャンの化粧材などが使われ、面がとられ、断面も大きく長い。栗石や砂漆喰で施された基礎の地業の上に柱や地覆を置く。柱の直下には野石のひとつ石が仕込まれていることもある。(図1)
堂宮の転用材が見られることもある。
一方借家普請では、地覆なしで土壁が載り、厚みが6センチに足らない場合もある。今日の改修では折れている場合も多く、改修時のジャッキアップで折れることも多い。
しかし、柱を腐朽や蟻害から遠ざけるため、町家の構造の点検を容易にするための目的は同じである。

写真1

図1