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発行日:平成22年4月30日(金)

釜座町町家(ちょういえ)の改修計画を進めています!

これまでの流れ

 釜座町の町家(ちょういえ)が空き家となって以来、建物の改修、活用など、様々な検討が進められてきました。そのなかで、釜座町と同じ明倫学区に事務局をおくNPO法人京町家再生研究会の小島さんから、再生研と連携して活動している京町家作事組が事務局としてお借り出来ないかという申し出がありました。あわせて、京都の町家の再生を目的としてワールド・モニュメント財団への登録申請をおこなうにあたり、釜座町の町家を拠点とすることで、助成金を改修費の一部にあてることをご提案いただきました。

平成22年4月17日(土)に開催された平成22年度釜座町総会にて、
京町家作事組設計担当の木下氏から改修案をご説明いただきました。
 その後、平成21年度、22年度の総会でワールド・モニュメント財団からの助成金を受け入れること、京町家作事組に町家(ちょういえ)をお貸しし、京町家再生の拠点として頂くことなどの大きな方針が了承されました。また、財団からの助成金は現在事務手続きの段階にあり、それを受けて具体的な改修内容、費用負担などについては釜座町町家(ちょういえ)改修のためのプロジェクトチームを設立し、各方面と協議し詳細を詰めることとなりました。

プロジェクトチーム第1回会合

 4月17日に開催された平成22年度総会での話し合いを受け、4月23日(土)午後7時から長谷川絵雅堂にてプロジェクトチームの第1回の会合が開催されました。
 会合には、店子に予定され、また、改修を担当頂くことになる京町家作事組から梶山氏(理事長)、荒木氏(副理事長)、木下氏(設計担当)、大下氏(施工担当)、内田氏(事務局)にご参加いただき、プロジェクトチームからは、吉田、森村、井上、長谷川が参加しました。まず、作事組から御提案いただいた改修内容と工事費などについてご説明いただきました。建物の使いかたとしては、作事組の事務局として、また、町家再生の拠点として使われる予定とのことですが、釜座町がこれまで通り地蔵盆、役員会、総会などで使用出来ることを確認しました。今後の検討課題として、工事費の一部には財団からの助成金が充てられますが、残りの工事費の負担の方法など税金等も含めて検討が必要であること、また、改修内容や工事費等の再度の検討を行うことなどがあります。
財団からの助成金の予定から、6月頃には改修工事を始め、10月頃には完了するタイムスケジュールを設定し、そのためには早急に詳細を詰めて行く必要があります。釜座町の町家が無事再生し活用されることを目ざし、町内の皆様からのご意見を集約しつつ、プロジェクトチームがリードしながら事業をすすめていく予定です。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


プロジェクトチーム 第1回会合 於:長谷川繪雅堂

地蔵盆準備中の釜座町町家

改修提案図(壁の色なども検討中です)