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発行日:平成22年8月5日(水) 『工事説明会&木舞掻き・荒壁塗体験会』報告 7月27日(火)19時〜21時 WMF(ワールドモニュメント財団)の稲垣日本代表をお招きして工事の進捗状況の報告会を(株)長谷川繪雅堂の教室で行いました。 当日はWMFの稲垣氏の他、京町家再生研より小島さん、宗田先生(京都府立大学准教授)他2名、作事組より3名、京都市より3名、釜座町4名の総勢15名が集まりました。大下棟梁の報告によると壁を剥がしてみると予想以上に傷んでいる事、水じまいが悪かった事が判明し、基礎修復に少し手間取っているが、大勢に影響は無いとのことでした。 予定通り進めば10月中に完成、11月12日(金)に関係者を招待して盛大な披露パーティが開催される事になり、釜座町からも大勢の人に参加して欲しいとの話が出ました。
8月1日(日)10時〜16時 町家修復の状況を釜座町の住民に知ってもらう為の報告会と壁塗りの体験会が作事組の企画により開催されました。大変暑い日でしたので心配していましたが、大勢の子供さんに参加していただき、壁の下地の竹の骨組みと荒壁塗りが見事に出来上がりました。荒壁土は土と藁とを混ぜ合わせた泥状のもので独特の臭いがしましたが、大人も子供達も楽しそうに泥を塗りつけていました。町家の中は風がよく通り、以外と涼しかったです。
一般社団法人 京町家作事組からのご案内
『工事説明会&木舞掻き・荒壁塗体験会』に、 多数ご参加いただき、ありがとうございました! 1面にもご紹介されたとおり、暑い中にもかかわらず、おかげさまで無事開催することができました。地域の皆様26名(うち子供さん11名)にご参加いただきました。みんなで塗った荒壁は100年後にも町家を支え続けているはずです。
釜座町町家(ちょういえ)の改修工事では、京都の町家全体の再生を目的とし、見学会やワークショップをできるだけ多く開催する方針です。これまでの見学会の報告と、今後の予定をお知らせします。
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