楽町楽家 '13

スペースデザインカレッジ京都校、スペースデザイン設計科2年生による町家改修案コンペ展を5月31日～6月2日に開催しました。
楽町楽家でのこの取り組みも早9年目を迎えました。今年の舞台は三条大宮の元黒染めの工場だった町家。どのグループも奥行きの長さを生かしたダイナミックな作品となりました。
初日には関係者の皆様にプレゼンテーションを行い、講評していただきました。会期中は、多くの方にお越しいただき、ご投票いただきましたことを心より御礼申し
上げます。この場をお借りして、結果報告をいたします。

第1位

Bグループ／水彩　大島朋也・中村絵里・高下範子・徳谷暢子

水と彩り、住むと創るをテーマにした、
ギャラリーの提案。

町の昔を受け継ぐ場所に住んで創って、新しい彩りを波紋にして広げる。昔の染工場跡地。染の工程に使われる水をシンボルに。住人であるクリエーター個々の創造性がこの場所に彩りを添える。若者のインスピレーションと未来を築く力を三条商店街から発信する。クリエイティビティのアンテナを目指して。

第2位

Aグループ／くいしんぼん　井上茜・中田慎平・堀川智美・片岡仁美

「食」に関わる本屋で出会う、人が集う空間のプレゼンテーション。

ここは食に関わる本を集めた本屋。店内のいたるところにある椅子に腰かけ、美味しいコーヒーを飲みながらゆっくり本との出会いを楽しんでください。また、ここで行われる様々なイベントを通して訪れる人たちとともに食についてもう一度考えてみませんか。
くいしんぼんにはきっと、新しい出会いが待っています。

第3位

Cグループ／であいもん　蛙石和寛・本庄智美・山口妃香梨・亀田裕之

京町家で食を通して育つ場所。

近所の子供や親のために、おばんざいを通して、野菜を通して、食を通して自分自身で体験したことをその場で味を噛み締めたりできる場所を提案します。
料理教室や直売所で季節の食材とであい、いろんな世代の人達と交流できるようにと、「京町家だいどこ　であいもん」そう名付けてみました。

第4位

Dグループ／おいない漢方　大石綾乃・大谷奨・中川拓也・渡部紗矢香

地域の健康を地域の力で。職住一体の漢方薬局。

今こそ、昔の暮らしに習う時。子供、お年寄りを地域で見守る。地域で助け合って行きていく。
地域の人の為のふれあいスペースと職住一体のアットホームであたたかい漢方薬局を今日の町にもう一度。地域の健康を地域の力で。

ご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
スペースデザインカレッジ　渡邉佳織