くど 【竈】 , おくどさん okudosan  「記憶より記録」
町家が数少なくなってきている、そんな町家の火袋にあるおくどさんはさらに少なく、最近ではあまり見かけない。このおくどを新しく作るというのもこれまためずらしい話。これは製作の全容をカメラに収めた、おそらく唯一の貴重な映像。アトキンソン様のご厚意により公開致しております。
  そんなおくどさんの構造図面は無い、記録より記憶だと萩野さん。その記憶を絞り出して10日間におよぶ作業は積んでは乾かしの単純作業で、少々くどいかも。こんな長ったらしい映像を誰が見るのかと批判受ける中、
これから作製されるあなたにとっては、煉瓦が何段で耐火煉瓦が何個必要かも分かると思います。壁面は御影石板で既存の壁とに空間を設け、煙突は火袋内で納める様にと消防より指導がありました。ここらが最初の難関となります。 寸法は左より8寸、9寸、尺 、仕上げは「みがき」という技法です。
あなたのために記憶を記録として残しました。
2007/12 京都市中京区  Atkinson邸にて 
We thank Mr. Atkinson for allowing us to show this video on our site.
監修 京町家作事組
施工 安井杢工務店
設計 クカニア 野間文夫 横島真規
左官 さくあん 萩野祐二 稲月陽子

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