◎1月の報告
◎2月の予定
[釜座町町家の見学 −アルメニアから−]
(設計担当理事 内田康博)
[相談事例 −長屋の活用−] ここ数ヶ月、長屋の改修のご相談が相次いでいます。親から受け継いだ長屋が古くなり、長く住まれていた方が退去し空き家になりつつあるが、改修して使えるものかどうか、どのような活用方法があるかというご相談です。軒数は1軒のケースもあり、4〜5軒の連棟のケースもあります。改修可能かどうか、どのように直せば工事費はどの程度になるか、などの技術的なアドバイスは作事組が担当しますが、活用方法や賃貸の場合の家賃の設定などは京町家情報センターや京町家再生研究会と連携しながら対応することになります。ほとんどの場合、改修は可能ですし、現実的な家賃を設定すればおよその経営計画をたてることも可能です。あとは資金繰りというところで工夫と決断が求められますが、町家がいかに優良な資産であるかを実感しながら、日々、ご相談をお受けしています。 (設計担当理事 内田康博)
[掘り出し物市のご報告] 1月26,27日に開催した掘り出し物市は、盛況のうちに終了しました。たくさんのご来場、ありがとうございました。和・洋食器、花器、漆器、雑貨、火鉢、座卓、五月人形…等々、並べきれないほどの品が集まりました。思い出の詰まった品や、故人が大切に使われていた品々など、ご提供くださいました皆様には心よりお礼申し上げます。 今回は初めて会場を釜座町町家に移したこともあり、どうなることやら見当がつかない中での開催でした。たくさんの商品を前に、売れ残ったらどうしよう…との心配もありましたが、開店前には行列もでき、驚くほどの早さで新しい持主の元へ引き取られていきました。新しい物も古い物も、和の物も洋の物も、町家の会場に驚くほどしっくりと収まっており、町家の懐の深さを改めて感じた機会でもありました。 収益は2013年度“楽町楽家”の開催資金として使わせていただきます。次回の掘り出し物市は5〜6月頃に開催予定です。どうぞお楽しみに。
[京町家作事組の活動が「NHKワールドTV」で紹介されます] NHK国際放送 番組名「Core Kyoto」 人と人をつなぐ京町家
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