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京町家作事組
第71号(2013年8月)

◎7月の報告

3日(水) 棟梁塾 座学7「京町家の決まりごと(1)」
7日(日) 棟梁塾 実習3「材木倉庫見学」
12日(水) 理事会
14日(日)
-16日(水)
屏風祭
24日(火) 棟梁塾 座学8「京町家の決まりごと(2)」
25日(金) 茶道稽古
26日(水) 理事会

◎8月の予定

7日(水) 棟梁塾 座学9「木舞竹組の割付と組上げ」
9日(金) 理事会
11日(日) 棟梁塾 実習5「三和土」
21日(水) 棟梁塾 座学10「左官」
23日(金) 理事会/茶道稽古
25日(日) 釜座町地蔵盆
14日(水)〜16日(金)  事務局はお盆休みをいただきます

最近の相談案件 −活用方法の模索−

表屋をニットのアトリエ兼店舗として賃貸活用している例
 作事組へのご相談として、町家を改修してご自身の住まいとしたい、というご希望が中心ですが、特に規模の大きな町家などの場合は、ひと家族で住むには部屋が余ることもあり、住まいとしつつ一部を賃貸としたい、または、全体を貸したい、というご相談をいただくこともあります。ここ数ヶ月、そのようなご相談が相次いでいます。大きな面積の用途変更を伴うような場合には法規上の制約が大きくなる場合もありますが、本来、全く同じ形式で様々な用途に使われてきた町家ですから、一部を改修することでどのようにでも活用することが可能となります。計画や改修は作事組でお受けしていますが、活用となると京町家情報センターと連携して使い方を検討しつつ、担当の不動産屋さんを中心に借り手を探して頂いています。取り壊してしまうのは簡単ですが、それこそ取り返しのつかない価値が失われてしまうことにもなります。初期投資や維持費の捻出や、町家の良さを活かした使い手探しなど課題は多くありますが、ひとつひとつの町家の再生活用が実現していくことを目指して取り組んでいます。
(設計担当理事 内田康博)

[屏風祭]

今年お披露目された屏風と緞通
 祇園祭の宵山の時期、釜座町町家で屏風飾りを始めて3年目になりました。表の格子を外し、床几を並べて段通を敷き…と準備も手慣れたものです。今年の屏風は、「鴨川風景」(作者不詳、寛永3年)と「鷹図」(山田耕雲、大正時代)の2点でした。華やかな屏風に目を奪われますが、敷かれている緞通も素晴らしいものです。緞通といえば鍋島が有名ですが、釜座で使われたのは赤穂緞通といい、一度廃絶したため“幻の緞通”と呼ばれる希少なものだとか。藍色が涼しげで、お家によって模様も様々。緞通の他にも、町家の夏のしつらえに欠かせない籐筵や網代、御簾に花飾り…屏風以外にも目を向けると一層楽しみが広がる屏風祭です。
(事務局 常吉裕子)

[京町家情報センター移転のお知らせ]
 京町家ネットの仲間である“京町家情報センター”の事務局が釜座町町家に移転しました。町家の賃貸や売買、活用等をお考えの方はお気軽にご連絡ください。事務局の城(じょう)さんがご相談に応じます。
電 話:075-213-1430
FAX:075-213-3013(変更しました)
E-MAIL:johocenter@kyomachiya.net
住 所:京都市中京区三条通新町西入釜座町32

工事実績: 192件
相談件数: 512件
('99年〜'13年6月30日現在累計)