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京町家作事組



◎第二期京町家棟梁塾たより 10


■3月4日(水)座学19「襖、表具」
 講師:若林荘造氏

■3月8日(日)特別実習「京町家調査・伏見」

■3月18日(水)座学20「見積り」
 講師:荒木正亘氏

■3月22日(日)実習10「襖、表具の見学」  打ち上げ
 講師:若林荘造氏 於:若林愿鴻堂

 3月は襖、表具について作事組会員である若林愿鴻堂の若林氏にお話しいただきました。表具師は建築のなかで紙を扱う職人さんです。襖の他、障子、屏風、掛け軸などがあります。単純に見えますが、襖は最低でも7枚は貼りかさねてあるとのこと、丈夫で軽くて柔らかい襖には、高度な技能が秘められていました。また、紙が呼吸をすることで、部屋の環境を調整していることなども知りました。
荒木塾長からは「歩掛り表」を使って町家の見積りを学びました。見積りをするには、町家がどのように出来ているか、どのように手をいれればいいか、それにはどの程度の手間と時間がかかるかなど、すべてを把握している必要があります。経験に裏打ちされた正確で早い見積り方法の入門編を手ほどきいただきました。
また、特別実習として京町家ネットで担当することになった「京町家調査」に参加しました。調査区域は伏見で、京都市内とは少し趣の違う町家をじっくりと観察するよい機会となりました。