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◎第二期京町家棟梁塾たより 14
■7月1日(水)座学7「現行法規と町家の位置づけ」
講師:末川協氏
■7月15日(水)座学8「町家の構造の考え方」
講師:永谷氏
■7月26日(日)実習3「町家と給排水・衛生設備」
講師:神田達也氏
今月の座学は、町家の法的位置付け(建築基準法、消防法、他)、発展しつつある構造計算と町家の関係について学び、話し合いました。特に町家を含む伝統建築の地震に対する構えについては、近年様々な場で議論が行われ、建築基準法による構造計算法に町家を位置づける努力が続けられていますが、未だ不十分な点が多いと思われます。無理に当てはめることで、逆に不都合を生じることも考えられます。伝統建築が長い時間を書けて培ってきた経験と実績を、どのように公的に受け入れることができるかが、町家の維持、保全、再生の大きな課題となっています。「町家が守れ、建てられるようにする市民の会合」は地域から、「作事組全国協議会」は全国各地での活動を糾合しつつ、その課題に取り組んでいます。
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