◎第四期京町家棟梁塾たより 1
4月3日に入塾式が行われ、荒木塾長と末川塾頭から町家に携わる心構えと激励の言葉がありました。京町家再生研究会の小島理事長と京町家情報センターの松井理事長もお越しくださり、将来町家を担っていく塾生達に期待を寄せられたほか、1〜3期の卒業生数名も駆けつけました。入塾式の後にはさっそく座学が始まり、京町家の歴史について、作事組の梶山理事長から授業がありました。 14日には町家見学実習を行い、4軒の町家を訪問しました。小島家と長江家ではご当主自ら、家の歴史や造りについてのお話を聞かせてくださいました。いずれの町家でも荒木塾長から解説があり、次から次へと繰り出される貴重な話に、塾生達は一言も聞き逃すまいと熱心にメモを取っていました。 17日の座学の授業では、京町家の造りについて、末川塾頭から講義がありました。少し高度な内容で付いていくのが難しかったかもしれませんが、一度で完全に理解できなくても、全ての授業が終わる頃には用語にも聞き馴染み、自分のものになっていることでしょう。京町家の構造については来年にまた詳しい授業が持たれる予定です。 4期生はとても真面目な印象ですが、果たしてどんな変化を見せてくれるのでしょうか、今後の授業が楽しみです。 (事務局 常吉裕子)
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