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分科会テーマ

■第1分科会
 「法・制度と町家」

第1分科会 会場:京都府旧本館の正庁
 町家再生のハードルである建築基準法改正はどこまで進むのか、また法の枠内でどこまで町家の再生を進められるか。地域の建築文化、木造文化を守る建築法制を議論する。景観法活用、文化財建造物・伝統的建造物群保存地区の修景による保存活用の問題、税制、町家再生支援のためのファンド事業などの新しい制度についても話題に取り上げる。住民・建築家・職人・行政、それぞれの立場から町家法制の最前線を語り合いたい。


■第2分科会
 「町家の住まい手と担い手をとりまく環境づくり」
 全国的に町家を守ろう、残そうという取組みが活発になりつつある。各地で様々な組織が生まれ、活動を進めている。しかし京都においても年々町家は減り続けているのが現状である。そこには当事者である町家の住まい手、担い手と活発になる組織、活動がまだまだ連携が出来ていない実情が見え隠れする。本分科会では町家住人の考えをどのように保全継承へと向けられるのか、組織活動がそれをどのように支えるのかを検討したい。
(会場:上七軒歌舞練場内 )


■第3分科会
 「技術と町家」
 各地域が抱える技にまつわる課題のうち、共通する「技の習得・継承と技を生かす場」、「伝統の法(のり)や快適性と今の基準や快適性との矛盾」という具体的かつ困難なテーマを取りあげ、各地域の試行や方策を提示していただき、議論を交わすことによって、各地域の課題解決の糸口を見つけられる場にしたい。また、法制度、慣習、資材流通などの技の環境を整えるために、地域間の連携が求められている。情報交換や協働のための仕組みについても意見交換したい。
(会場:上七軒歌舞練場内)


■第4分科会
 「町家の利活用と流通」

第4分科会 会場:松ひろ 2階
 空洞化した町なかを再生、活性化するための処方箋は、町家の利活用と流通の促進である。空き町家と利用・購入希望者を橋渡しする様々な組織による仕組みが、全国各地で機能し始めている。「町家ブーム」もあって飲食、物販への商業転用は盛んだが、構造や防災面での問題点も指摘されており、住宅としての活用は依然停滞している。一過性に陥らないよう、優れた歴史的都市住宅である町家の復権を目指す利用・流通システムを検討したい。


■第5分科会
 「イベントによる町家への意識変革」
 町家を使ったイベントが全国で催されるようになってきた。その中にはさまざまな目的のものが含まれているが、町家再生に必要なのは、単なるイベントでなく、イベントを通した意識の変革であろう。町家を使ったイベントを、意識の変革として捕らえているものを、各地の報告の中で見ていくと共に、効果を挙げるために必要な要素を整理把握し、それぞれの地域での活動に展開してもらえるような手法を共有できるようにしたい。
(会場:上七軒歌舞練場内)