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京町家友の会

友の会交流会報告

 11月9日の夜、釜座町町家にて、14名の参加のもと、友の会交流会が開催されました。交流会では、単なる会員間の交流に留まらず、今後の友の会の活動についても活発に意見交換が行われました。

 まず、小島さん、梶山さんから、再生研発足から友の会誕生に至った経緯、その後の活動の展開についてご紹介いただきました。発足当初の友の会は、京町家の所有者・居住者のグループとして、技術者グループである作事組と一緒に京町家の保全・再生のための運動を展開することが期待されていたとのこと。その後、楽町楽家に代表される京町家での生活を体験するイベント等を通して、次第に京町家のファンの方の入会も増えてきたとのこと。交流会に参加した私も含めて途中から友の会に入会した会員にとっては、新鮮なお話でした。

 その後、今後の友の会の活動について意見交換を行いました。参加者からは、活動に関する期待やアイデアがたくさん出されました。最初に、会員が京町家の担い手に加えて、京町家のファンにも拡がったことによるニーズの多様化を踏まえた活動のあり方について議論が行われました。発足当初からの友の会が大事にしてきた「京町家の担い手の悩みに答え、担い手と価値を共有していく活動」が新たに京町家に関心・興味を持って参加する会員の「京町家のことを知りたい」というニーズにも合致していることを確認しました。京町家ネットが大事にしてきたベーシックな価値を発信し続ける意義を再認識する機会になりました。

 次に、「楽町楽家」について意見交換をしました。小林さんからの「続けましょう」という熱い思いのつまった提案がきっかけとなり、来年度の開催、年明けの掘り出し物市の準備に着手することが確認されました。

 今回の交流会は、西村新会長、幹事、事務局に加えて、会員の有志の方が友の会のこれまでの歩み、期待、そしてこれからの姿を改めて共有する貴重な機会になったのではないかと思います。

〈杉崎和久・友の会会員〉