例会報告 「冬青庵能舞台」 日時 平成26年6月22日(日)16時30分より18時まで 場所 冬青庵能舞台(中京区両替町通夷川下る北小路町) 講師 青木道喜氏 能楽師 観世流シテ方 青木氏からは、先代が能を始められたいきさつや能舞台のあり方など、さまざまなお話を伺いました。演能ができる舞台は畳の間から数十センチほどの高さであり、通常の能楽堂とは異なり、演者と客席の距離感が近しいなかにも緊張感があります。畳の間におかれた腰掛けに座っていると、舞台から青木氏が語りかける言葉がはっきりと意味を帯びて聞こえてきます。謡や所作を交えながらのお話は迫力がありました。お稽古によって「体で覚えること」や口伝はスパークのように「発火点まで悩んでいるところにアドバイスをしないと効き目がないこと」など、初心者にはもちろん、経験のある方にも興味深いお話だったのではないでしょうか。能面を実際に顔に当てる機会もあり、ちょっとした体験もできました。 |
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