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京町家友の会

第15回例会報告
日時:平成15年 2月 2日(日)
   午後1時30分〜3時
場所:「老松」北野・上七軒

【例会次第】
 時おり小雪も散らつく寒い日でしたが、北野の天神さんの早咲きの紅梅もちらほらと咲き始めていて、出席された皆様のお顔は春を迎える明るさで満ちているようでした。
 来られた方から順番に、お店の方の案内で体験工房まで連れていただきました。定刻になったところで、「京町家友の会」の松村会長から、例会開会のご挨拶。その後、「老松」のうえむら氏から「京菓子の特徴」や「和菓子の成立」についてのお話と体験で用いる「こなし」についての説明がありました。
作るのに一生懸命で、皆様の体験中の撮影をするのを忘れてました。家に帰ってからも、ついうっかり、撮影する前に2個は家族のお腹の中へ
 各自の机の上には、白色と緑色の「こなし」、飾り用に少量のピンクと黄色の「こなし」、中に入れる「白餡」、そして水の入ったボール、布巾、へらが用意されていて、先ず手を消毒し、全部で5個出来るように「こなし」と「餡」を切り分けます。一種類ずつ作り方とコツを教わりながら、幼稚園の粘土細工のようだとか、なかなかの出来栄えに満足気な方とか、オリジナルデザインに変えてしまった方など、楽しみ方もいろいろ。出来上がった4個はおみやげに、一つをお抹茶とともにその場でいただきました。
 五感で味わうというように、「銘」を聞いて「なるほど」と思うのが「京菓子」とか…。「寒牡丹」「春告」「椿」「梅」、名前だけでも季節を感じる今日のお菓子でした。
   

 今回の例会は、新しい試みとして、京都の町家暮らしにはかかせない生菓子を取り上げて、皆様でその作り方を体験してみました。生活の中に季節を取り入れた暮らし、それが町家の楽しさだと思います。


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