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京町家友の会

第30回例会「重森三玲旧宅見学会」報告
日  時 :平成18年 10月 22日(日) 午後2時 〜 3時30分
場  所 :重森三玲旧宅(京都市左京区吉田上大路町)
会  費 :1000円
出席者数 :70名

例会次第
長屋門を改修されたという一角を受付とし、用意していただいた「重森三玲の仕事 1915-1933」、「重森三玲邸庭園(無字庵庭園)」の説明書を来られた方からお渡しした。時代祭の影響でバスやタクシーが渋滞に巻き込まれてしまったという方もあって数名が少し遅れて来られたが、ほとんどの方が2時までに到着されたので、定刻どおりに例会を開始した。
重森三明氏 荒木正亘氏 佐藤嘉一郎氏
重森三明氏による解説 荒木正亘氏による改修の説明 京都林泉協会会長・佐藤嘉一郎氏のお話
 今回は参加申込者が70名ということもあり、一度に邸内に入っていただくのは難しいため、まずは門内の玄関前にて全員でお話を伺うこととした。最初に京町家友の会事務局・山田から松村会長のやむを得ずのご欠席を伝えた上、簡単なご挨拶をさせていただいた。次に重森三玲のお孫さんである重森三明氏をご紹介して、重森三玲ならびに邸についての解説をしていただいた。続いて、邸の一部「招喜庵」の改修工事を手がけられたアラキ工務店の荒木正亘氏より、今回の改修工事に関して外観を中心とした説明をいただいた。

庭園縁側附近
庭園縁側附近
庭園見学
庭園見学
斜めから見た庭園
斜めから見た庭園
 2時20分からは参加者を二班に分け、片方は招喜庵見学とし、もう片方は庭園・茶室の見学とした。招喜庵については、荒木氏に建物の説明ならびに内部の改修についても詳しい解説をしていただき、そこでは他にも重森三玲氏の業績に関するいろいろな資料展示を見ることができた。一方、庭園・茶室は、重森家の方より大変丁寧な解説をしていただきながらの見学となった。縁側から眺める見事な石組みの庭園は、実際に見るとテレビCMでの印象より、もっともっと雄大な空間を感じることができるものであった。30分の見学の後、班毎場所を入れ替わって同様の見学、解説を受けることとした。
 秋晴れの気持ちの良い午後、いろいろな意味で満たされたひとときとなった。