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京町家友の会

第31回例会「京町家ネット新年交流会」報告
日  時 :平成19年2月10日(土) 午前11時集合
場  所 :渉成園 枳殻邸(京都市下京区)
講  師 :矢ヶ崎 善太郎 先生(京都工芸繊維大学 助教授)
会  費 :4,000円(昼食付)
出席者数:82名(うち友の会会員は48名)

例会次第
門前にて「渉成園」パンフレットを渡し、お庭を通っていただいて、当日会場となる(ろうふうてい)にて受付とする。概ね集まったところで、京町家ネット・大谷理事長より挨拶、景観問題についても少々お話いただく。

11時30分より、講師の矢ヶ崎先生より、用意していただいた資料と前述のパンフレットを参照しながら、渉成園の成り立ちや歴史、また琵琶湖疏水と東本願寺の関係、また景観の問題などなど、大変興味深いお話を聞くことができた。
渉成園門 ろうふうてい 矢ヶ崎先生のお話
渉成園門 矢ヶ崎先生のお話

12時30分過ぎ、友の会 ・松村会長の音頭によりビールで乾杯の後、泉仙の鉄鉢料理のお膳で会食とした。途中、再生研事務局長・小島氏より、作事組の萩野氏が現代の名工に選ばれたことの報告と、再生研会員の方が神戸・塩屋の近代建築の建物を保全のため買い上げられたことなどの報告を受けた。また、今回のお世話をしていただいた東本願寺にお勤めの友の会会員さんより、東本願寺についての簡単なご説明などを受けた。

会食後は、三々五々、梅の香が芳しいお庭を巡っていただき、希望者のみ東本願寺を拝観していただいた。これには、約30名が参加。普段一般には非公開の書院などを巡り、美しい襖絵なども見せていただいて、大変充実した拝観内容となった。

企画の段階では、真冬の日程ゆえ雪景色のお庭を想定していたが、結果としては、早春を感じる穏やかで晴れやかな一日となり、嬉しいことであった。

松村会長の音頭で乾杯 小島事務局長よりの報告 お庭と周囲の景観
松村会長の音頭で乾杯 小島事務局長よりの報告 お庭と周囲の景観