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京町家友の会

第52回例会報告

日 時: 平成24年6月17日(日) 午前11時30分〜午後3時 
場 所:ごはん処「矢尾定」→「大船鉾復興展示」京都市無形文化遺産展示室
               (ヨドバシカメラビル内)
会 費: 3,000円(大船鉾保存会への寄付金含む)
出席者数: 総会 19名

例会次第:
新町通四条下る四条町にある「ごはん処 矢尾定」の二階お座敷を貸し切りとし、受付後、自由に着席していただく。床の間には、お向かいの旧家が所蔵されている幸野楳嶺画「大船鉾」の軸を特別にお借りし掛けていただいた。まず、「矢尾定」社長で、四条町の役員、大船鉾囃子方代表をされている佐々木定寿氏より、ご自身と大船鉾との関わり等についてお話いただいた。焼け鉾である大船鉾については、子供の頃から「居祭り」が普通のことと思っていたので、復興などということは考えもしなかったとか。ただ町内の住人の高齢化を理由として、その「居祭り」もやめてしまうこととなり(1995年)、その寂しい思いもあって、囃子の復活を試みられたようだ。ただ他の鉾に比べて囃子方の人数はまだまだ少なく、広い範囲で募集されているとのこと。松村会長からは、後祭りについてのご説明が加えられ、また、囃子方として参加されている吉井英雄氏からは、大船鉾に関しては「復興」という意の言葉は禁句であったという裏話もあった。


12時半を過ぎたところでお弁当をいただき、1時過ぎにはお店を辞して、地下鉄等で三々五々ヨドバシカメラビルへ向かった。そこでは大船鉾の設計担当である末川協氏に現在の大船鉾の図面や材を見ながら、船鉾との違いなどクイズ形式で説明され、会員の方も興味深く聞いていただいた。2時半からは、囃子方のお囃子を聴いて、その後自由散会とした。