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京町家友の会

2005年 1月 29日〜2月20日

姫沙羅(ひめしゃら)
ツバキ科 落葉高木


沙羅の木は、夏ツバキとも言います。
姫沙羅は、その小型版です。

冬場は、このように樹形と冬芽を楽しみます。
初夏には真っ白い花(一日花です)を、また秋には紅葉も楽しめます。

この時季は特に、赤みを帯びたつややかな幹肌の美しさを楽しむのですが、
そのためには、鑑賞前に幹肌を歯ブラシでこすって、薄皮を剥がします。

枝先で銀色に輝く冬芽は、比較的大きいので、
このあいだ「花の蕾ですか?」と聞いた人がありました。
これから春になるにつれて膨らみ始め、やがて黄緑色の柔らかな葉を広げます。

木を鉢の真ん中ではなく、少し左奥にずらせ、手前を空けてあるのは、
空間的な広がりをもたせて、
自然の野山にあるが如く感じられるようにしてあるのです。
(鉢の真ん中にあると、いかにも「鉢植え」です、と思えるでしょ)

さて、次は何が出てきますかお楽しみに。


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