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京町家友の会

2005年11月10日〜

モミジ(イロハモミジ)
カエデ科 落葉小高木

モミジには、いろいろな種類がありますが、
これは、イロハモミジです。
「モミジ」として皆さんが見ている、非常に一般的なものです。

これも前回の杏と同じく、下部の葉がまだ一部緑色をしていて、
それがかえって上部の紅葉を美しく見せています。

この鉢には、3本の木が植わっています。
一番太い幹のものを中央手前に、細いものを奥に植え、
奥行きを感じるようにしています。

実は、このモミジは種を蒔いて育てたものです。
東京・小石川植物園に出かけた時に、美しく紅葉しているモミジを見つけ、
その木の下に落ちている種を拾って帰り、育てたのです。
15年ほど経ちます。

盆栽にするには、
葉が小さいものの方が適しています。
同じモミジでも、個体差があって、
葉の大きいものや小さいものがあるのです。
最初の頃は、そのことに気づかず、
盆栽として育てているうちに、
葉が大きいと格好がつかないことがわかってきました。

それでも、葉の大きかったこのモミジを
長年、浅い盆栽鉢で育てていると、
だんだんと葉が小さくなってきました。

モミジが美しく紅葉するかどうかは、
その年の天候や気温の変化の仕方によって、
影響を受けるようです。
今年は、何とかウィンドウに飾れる色になりました。

さて、次は何が出てきますかお楽しみに。

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