モミジには、いろいろな種類がありますが、 これは、イロハモミジです。 「モミジ」として皆さんが見ている、非常に一般的なものです。 * これも前回の杏と同じく、下部の葉がまだ一部緑色をしていて、 それがかえって上部の紅葉を美しく見せています。 * この鉢には、3本の木が植わっています。 一番太い幹のものを中央手前に、細いものを奥に植え、 奥行きを感じるようにしています。 * 実は、このモミジは種を蒔いて育てたものです。 東京・小石川植物園に出かけた時に、美しく紅葉しているモミジを見つけ、 その木の下に落ちている種を拾って帰り、育てたのです。 15年ほど経ちます。 * 盆栽にするには、 葉が小さいものの方が適しています。 同じモミジでも、個体差があって、 葉の大きいものや小さいものがあるのです。 最初の頃は、そのことに気づかず、 盆栽として育てているうちに、 葉が大きいと格好がつかないことがわかってきました。 * それでも、葉の大きかったこのモミジを 長年、浅い盆栽鉢で育てていると、 だんだんと葉が小さくなってきました。 * モミジが美しく紅葉するかどうかは、 その年の天候や気温の変化の仕方によって、 影響を受けるようです。 今年は、何とかウィンドウに飾れる色になりました。 * さて、次は何が出てきますかお楽しみに。
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