町家スケッチBOOK page.03
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岐阜(美濃)
江戸時代、長良川沿いの川湊として物資集散の拠点として栄え、特産の美濃紙にちなんで美濃と呼ばれるようになったこの地区にもいくつかの町家が見られる。江戸後期の町家で間口も広く、通り庭に沿って片側に2列、3列と部屋の並ぶ大規模なものが残っている。ここの町家の特徴は、大変立派なうだつ飾りにある。道路面には鬼瓦が載り、破風瓦も反りのある堂々としたもので、その下に装飾性に富む懸魚のついているものもある。この前訪れた時は、丁度前の道路の電線の地中埋設工事の最中だったので、今はスッキリとした町並が再現されているだろうと思われる。