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はじめに京町家再生研究会京町家作事組京町家友の会京町家情報センター
京町家再生研究会 活動報告

6月例会(第108回)報告

日 時 平成14年6月8日(土) 14時から17時
場 所 学芸出版社ホール
防災からみた町家再生の課題「危険性を克服する技術と制度のあり方」
 神戸大学の室崎益輝先生を講師にお招きして、2月例会に引き続き、町家と防災の話を伺いました。再生された町家が抱える様々な問題点を指摘、文化や町並みの保存のためとはいえ、危険な建物を作るべきではないとのこと。一方、伝統的な町家は安全と文化のバランスがとれており、しかも京都には命と文化を守る優れた技法がありました。事例紹介をまじえながら、その特質を紹介して頂きました。防災技術は地域住民の行動や意識も含めて、トータルでみる必要があります。このような文化を引き継いで、新しい技術を開発する必要性を訴えられました。今年は室崎先生の協力を得ながら、再生研として、町家の防災技術を提案してきたいと考えています。そのスタートにふさわしいお話を伺うことができました。(N)


5月例会(第107回)報告

日 時 平成14年5月11日(土) 14時から17時
場 所 樫原宿
樫原まちなみ散策と交流会
 阪急桂駅から十数分歩いたところにある樫原は、旧山陰街道の宿場町の面影が残っており、京都市の界わい景観整備地区に指定されています。今回は樫原町並み整備協議会の豊田会長のご案内で、同会の皆様とともにその町並みを見学しました。洛西ニュータウンなど郊外住宅地へ行き来する車両交通が激しい中、一つ一つの建物とその歴史的背景を説明していただきながら、街道近辺を散策しました。格子や床几などを有する軒の深い町家が点在しています。旧本陣玉村家の見学ができなかったのは残念でしたが、その後、公会堂にて交流会を持ちました。町並み整備協議会の地道な活動やご努力など、様々な話題について、活発な議論がなされました。豊田会長をはじめ、地元の方々の日頃の(あるいは昔からの)おつきあいの様子が色濃く反映されており、町並みの趣はもちろんのこと、人のつながりの大切さが印象に残りました。
過去の例会報告