■2006年総会報告 日時:平成17年5月13日(土) 場所:学芸出版3階ホール 5月例会に先立ち、京町家再生研の18年度総会が開かれました。平成17年度事業報告及び収支決算書承認、平成18年度事業計画及び予算案承認が行われました。 本年度の具体的な事業内容として以下の計画が挙げられました。 ■重点事業○制度に関わる研究 (町家の保全再生、新築を見据えた建築基準法、景観法など制度面の研究と勉強会) ○資金に関する研究 (町家再生の資金調達についての新たなシステムの研究と勉強会) ○地域との取り組み (明倫学区内での地区計画策定に向けた活動、ヒアリング調査、町家〔ちょういえ〕調査) ○ネットワーク活動 (次回全国町家再生交流会を見据えた全国の活動団体との情報交換) ■経常事業 ○調査・研究(祇園祭山鉾の構造研究、飲食系町家の調査) ○情報発信(月例会、ニュースレター、ホームページ、シンポジウム) ○活動の連携(京都市内での連携活動、設計施工交流会) ■5月例会報告 京都工芸繊維大学の日向進先生から、建仁寺に残された18世紀からの普請願書、17世紀から残された田中家文書に見る町家の歴史についてお話がありました。豊富な資料の中に、桟瓦の発明者の謎と京都での大火と瓦屋根の普及の関連、二階建てや床の間に見られる普請願書の建前と実際、仲居役所のそれらしい重点監理のシステム、古文書に見られる個々の町家の用途から建仁寺の鴨東開発の戦略まで、大小幅広い視点から近世の町家の変遷をお話いただきました。図面の残らないそれ以前、洛中洛外図に見られる町家との関連など、まだまだ歴史の中で町家の謎とロマンが続きます。次回のお話も楽しみに、たちまちに2時間が過ぎました。 日時:平成18年5月34日(土) 場所:京都駅前ビアレストラン「円山」 例会の後には楽しい懇親会が開かれました。ビール、日本酒、ワインの飲み放題、大いに盛り上がりました。 |
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