事務局覚え書き またまた気がついたことがあります。京町家を利用した店舗用物件を求められるかたは、相変わらず多いのですが、中にはとても店としてやっていけそうにない（失礼！）計画のかたも最近とみに増えてきている気がしています。店などしたことのない人が、知り合いや仲間の作品を展示販売する店をしたい、とか、脱サラして3人で居酒屋をしたい、とか、展示するものも決まってないが、とにかくギャラリーをしたいとか、いろいろ来られます。この方たちの共通した思いは「気軽にひとが集まる所」を町家に求めているということです。都市に住むことの魅力は、つきつめていけば「人と会える」ことだろうと思われますが、町家はまさにそういった「人が集まる」建物として、魅力があるということなのでしょう。言い換えれば、バタンとドアを閉めれば、はっきりと内外が区別される建物よりは、あいまいな仕切りを約束事の上に成り立たせている伝統木造の方が、都会的魅力に満ちているということでしょう。町家の現代性がまた一つ見つかった気分です。 オーナー登録数 32／ユーザー登録数 275／物件登録数 延231（済116含む）／契約件数 20 （03年10月10日） |
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