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京町家友の会



京ことばバージョン
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祇園祭の巡行の最後の山、南観音山には楊(よう)柳(りゅう)観音(かんのん)さんと善財童子はんが飾られていますが……(つづく)
サラの木が、サワサワ風にそよいでた。林ん中わ、ひんやりしてて、ほんまに、えー気持ちやった……(つづく)
そら、初めての、辛(しん)どい、辛(しん)どい旅やった。しと月も歩いて、やっとのことで、善財がそのお坊(ぼん)さんを捜しあてると……(つづく)
三百里も歩いて歩いて、やっとのことで、その先生(せんせ)を捜しだすと、善財わ、「どないしたら、私も偉い人(しと)に成れますにゃろか。」……(つづく)
よーやっと、バラモンはんを捜しあてたとき、その人(しと)わ、苦しー行の最中やった。刀なんかの刃物でできた高い山の上から、燃える火(ひー)の海え……(つづく)
「女(おなご)の子(こー)なんか会(お)ーて、何(な)んに成(な)んにゃろか。」
て思いながら南え行くと、ごっついお屋敷があった……(つづく)
ちょっと行ったら、またお屋敷があった。そやけど、こっちのお屋敷わ、普通(ふつー)の木(きー)でできた簡素な物(もん)で、えらいごっついのに……(つづく)
善財が、これまで会(お)ーた人(しと)らのことを思い出し、教(お)せてもろたことを考え、感謝しーしー、南え南えと歩いていると……(つづく)
今度わ大(おー)きー海に出た。そいで、王(おー)さんから教(お)せてもろた船乗りを見つけだすと……(つづく)
海の上に、岩に囲まれて、そびえる山わ、フダラカ山(さん)。あたりわ、きれーな花に覆(おー)われ……(つづく)
善財わ、まだまだ余計(よーけ)の人(しと)に会(お)ーた。余計(よーけ)のことを学んだ……(つづく)
道のどん突きが弥勒(みろく)はんのお屋敷で、暗い林の中に高(た)こーそびえてた……(つづく)
文殊(もんじゅ)はんのお名前を聞(き)ーて、善財わ、ふっと家のことを思いだした……(つづく)
「普賢菩薩(ふげんぼさつ)はんて、どんなお人(しと)さんやろ。」て、善財(ぜんざい)が心に思うと、とたんに明(あ)こー明(あ)こーなって……(つづく)
善財(ぜんざい)わ、千度(せんど)お礼を言(ゆ)ーと、なんやほっこりして、久しぶりにガヤの林を歩いた……(つづく)
恋人を連れ去られた善財(スダナ)王子が、いろんな人に尋ねて南へ南へ追いかけていくという、恋物語がインドの古典民話にありますが……(つづく)
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